- 講演
- 「気候変動に適応した国土強靱化と河川の展望」
- 講師
- 山田 正 氏 中央大学 理工学部 教授
講演概要
本講演では、全国各地で頻発している洪水被害を踏まえ、「信頼区間の導入による水文統計量の不確実性評価」、「確率過程論を導入し災害発生時のリスクを定量的に評価する手法」及び「洪水時の避難情報及び浸水状況が住民の避難行動へ及ぼす影響」について、最新の研究成果を基に、ご紹介いただきました。さらに、平成30年7月に土木学会が提言した「レジリエンスの確保に関する技術検討委員会」治山・治水緊急提言及び河川分科会緊急提言について、ご紹介いただきました。
質疑応答では、気候変動下における降雨資料の統計処理について質問があり、これまでの研究を基に、ご説明いただきました。