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平成28年度 第4回RIC講演会

講演
「日本の河川技術の系譜」その2(主として中世から近代まで)
講師
竹林 征三 氏
富士常葉大学名誉教授、特定非営利活動法人風土工学デザイン研究所理事長
環境防災研究所所長

講演概要

 竹林征三氏は、歴史に登場する河川技術と現在の河川技術の繋がりを検証するため、数多くの伝承や古文書を調査研究し、その謎を紐解いてこられました。昨年11月には、「日本の河川技術のルーツを訪ねる」と題し、古代中国の神話に登場する河川技術から始まり、現代に至る日本の河川技術の歴史を講演頂きました。
 本講演では、その内、日本の戦国時代から明治時代の河川技術に着目し、なじみ深い武田信玄、加藤清正、大久保長安などや伊奈流・紀州流の河川技術や秘伝に触れたほか、河川改修としての利根川東遷・荒川西遷などの事業目的(治水計画、都市計画、農地開発、交通計画等)について詳しく講演頂きました。
 また、歴史的な治水思想に触れ、近年新たに起こる巨大災害を踏まえ、今後求められる治水思想として原点回帰について示唆頂きました。
 質疑応答では、歴史的治水思想に基づく河川施設への質問がなされ、これら施設について紹介頂きました。

開催日
平成28年10月5日(水) 14:30 ~ 17:00
会  場
KKRホテル札幌 3F鳳凰
聴講者数
100名