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平成28年度 第3回RIC講演会「i-Construction(建設現場の生産性革命)と激甚化する自然災害への備え」

講演
「i-Construction(建設現場の生産性革命)と激甚化する自然災害への備え」
講師
池内 幸司 氏
国土交通省顧問、京都大学客員教授、筑波大学客員教授、日本大学客員教授

講演概要

 本講演では、i-Construction(建設現場の生産性革命)を進めなければならない理由として、1)今後の人口減少社会において労働力不足時代が到来すること。2)激甚化する災害の防災・減災対策や老朽化するインフラの戦略的な維持管理・更新が必要であり、また、我が国経済の力強い成長の実現に向けて生産性を高める必要があり、そのためにはインフラ整備が重要であること。などを上げ、i-Constructionを進めるための方策として、「ICTの全面的活用」、「規格の標準化」、「施工時期の平準化」の各項目について具体的な方策をあげ、i-Constructionが目指すもの(生産性の向上、賃金水準の向上、十分な休暇の取得、安全性の向上、多様な人材の活躍、希望がもてる職場の実現)について講演頂いた。
 また、鬼怒川や京都嵐山など近年の激甚化する自然災害の体験を基に、ダム運用、SNSの効果、地元住民意識のほか、激甚化する自然災害への具体的取り組み、施設計画のあり方などについて示唆頂いた。
 質疑応答では、施設整備にあたりB/C議論が避けられない現状にあることの質問がなされ、講師からは、北海道8月出水による首都圏の農産物高騰を事例に挙げ、北海道の特性を加味することも一方法と述べられました。

開催日
平成28年9月26日(月) 15:25 ~ 17:00
会  場
KKRホテル札幌 3F鳳凰
聴講者数
150名