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平成28年度 第1回RIC講演会

講演1
「東日本大震災の対応について」~大震災から得た教訓~
講師
熊谷 順子氏
(株)復建技術コンサルタント事業企画本部理事、元国土交通省東北地方整備局企画部防災課長
講演2
「東日本津波大震災からの復興の現状と教訓」
講師
平山 健一氏
岩手大学名誉教授、岩手県東日本大震災津波復興委員会委員

講演概要

 本講演会で熊谷講師には、東日本大震災において東北地方整備局防災課長として体験された大規模災害発生時の危機管理対応の心構えや指揮・対応について貴重な経験と教訓の講演を頂き、災害について、私たちはその記憶を繋いでいくことが大事であり、また今回の津波について「逃げるというソフト」も大切なのだと学び、これらを記憶として繋いでいかなければと思うと述べられました。次に質疑応答では、地整所有のヘリコプターの格納庫内での位置についての質問があり、講師より訓練によって確認できた問題点に対して入口手前への配置という改善を講じ、大震災時にヘリコプターを運用できた。訓練等で確認された問題点等は事前に改善をすべきですという趣旨で答えておられました。
 平山講師には、復興委員会の委員として、岩手県及び東北地方における東日本大震災により被災したインフラの復旧の現状と課題について講演を頂き、土木技術者には、社会的技術者としてインフラ整備において産業・防災・まちづくり・暮らし等にとって、もっともっと機能的で使いやすいものを目指して欲しいと講演の最後を締めくくられました。次に質疑応答では、インフラ整備の状況と人口減少の関係について質問があり、講師からは全体的には良くなってきているが人口減少には懸念される地区があり、そういう地区のテコ入れが必要と思っていると答えておられました。

開催日
平成28年5月17日(火)13:30~17:00
会  場
KKRホテル札幌 5階丹頂
聴講者数
180名