講演概要
佐々木康氏には釧路沖地震から20年が経過し、当時自ら調査し堤防の被災メカニズムを検討され、実験を含め分析に取り組まれた内容をお話しいただきました。また、地震の発生に伴う調査や対策工に関する留意すべき点等貴重なお話しをいただきました。
また、三浦清一氏には地盤力学の観点から特に液状化に着目してその理論を分かり易くお話しいただきました。また、地盤力学の今求められている研究課題についてお話しがあり、土木に携わる者にとって有益なお話をいただきました。
次に帯広開発建設部治水課武田敦史課長からは釧路沖地震における堤防の被災状況、復旧工法について紹介していただき、今後の課題についてもお話しがありました。
質疑応答では、復旧に必要な情報について被災データの保存・解析・災害経験(ドキュメント)・復旧知識の継承が大事であると提言をいただいた。