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平成23年度 第2回 RIC講演会 
テーマ:わが国の治水計画技術の向上に果たした 昭和56年8月 石狩川洪水観測結果

講演主旨

 東日本大震災に続いて新潟県・福島県での豪雨災害が発生し、自然災害への備えの必要性が改めて認識されているが、今年は、石狩川流域に甚大な被害をもたらした昭和56年8月洪水から30年の節目を迎える年でもあり、北海道でも近年(昨年8月の忠別川上流・本年9月石狩川水系等)記録的集中豪雨が発生しており、治水事業の進展が求められる。
 このような背景から、中央大学研究開発機構福岡教授により昭和56年8月洪水時に石狩川で行われた観測結果を駆使した研究成果の報告を通じて、当時の開発局の取組み姿勢と観測データの貴重さを(特に現場技術者に)伝えて頂くとともに、今後の社会資本整備(防災のあり方等)について講演して頂いた。

 【挨   拶】
  講演に先だち、国土交通省北海道局岡部水政課長から、石狩川治水100年、昭和56年洪水から30年を振り返って「治水技術の発展」について講話を頂きました。

開催日
平成23年9月20日(火)15:00~17:00
会  場
KKR札幌 5階 丹頂の間
聴講者数
約180名
基調講演

講演者:福岡捷二氏/中央大学研究開発機構教授
演  題:わが国の治水計画技術の向上に果たした昭和56年8月石狩川洪水観測結果

* 会場からは、明治時代、岡崎文吉氏が貯留効果を考慮した河川計画論を発表し、その技術が現在も生かされている経緯が紹介され、開発局の河川技術を先導した技術者の存在が大きかった等の意見が出されました。
また、開発局から、洪水時の調査項目・調査内容等について改めて検討し、9月の洪水では同時水位観測等が実施されていることが紹介された。