- 開催日
- 平成19(2007)年 3月16日(金)14:00~17:00
- 場 所
- アスペンホテル
- 主 催
- (財)北海道河川防災研究センター
- 人数
- 約50名(一般財団法人 北海道河川財団 > 講演会・イベント > 平成19年度 第5回 RIC(河川・ダム技術講演会)センター職員のほか、北海道開発局、北海道、建設コンサルタントの方々が参加)
- プログラム
- こちらをご覧下さい(PDF 13kB)
○ 講 演 1
「地形変化に伴う生物生息場形成と生活史戦略:人為的影響とシステムの再生をめざして」
北海道大学大学院農学研究院 教授 中村 太士
○ 講 演 2
「水生生物の遡上・降河および出水時の維持管理からみた河川横断構造物に設置される魚道および周辺の 流れについて」
日本大学理工学部土木工学科 教授 安田 陽一
■開催概要
中村太士教授の講演では、生物の生活史を踏まえた生息場環境の形成の重要性やハビタット影響因子のデータ分析に基づく予測と結果評価などについて、知床の砂防ダム改良事例(魚道のためのスリット化)なども含めてご紹介いただきました。
また、安田陽一教授の講演では、魚道とその周辺の流れについて実験データを基に解析し、水生生物が遡上、降河しやすく、出水時に土砂堆積しにくい魚道構造(側壁・隔壁・呑口形状)についてご紹介いただきました。
参加者からは、砂防ダムの改良や魚道計画・施工時の留意点等について多数の質問が行われました。