水マット工(連続水のう工)

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水マット工(連続水のう工)

目的

堤防が沈下したり、増水が激しく、流水が堤防をあふれそうになっている箇所に、ビニロン帆布製水のうを堤防上面に置き、ポンプで水を注入して設置することにより、水のあふれを防ぐものです。土砂の少ないところで使います。


施工方法

【1】水マット

水マットは、既製のビニロン帆布製水のうを使用し、越流水深に応じて水のうの高さを使いわける。

【2】設置場所

堤防上面の川側肩(川に面した堤防斜面の上端)から、50cm~1m程度後退したところに設置する。設置する地面に凹凸がある場合は、スコップなどで平坦にする。

【3】水のうの置き方

帆布製水のうをたるみなく敷く。水のうの排水口を漏水のないように固く縛る。


【4】水のうの設置

ポンプで水のうに水を注入する。水のう設置面が粘土質で水圧により、滑動する恐れがあるときは、水のう両側の上下にあるロープ輪に、鋼杭を通して堤防に打ち込み、滑動を防ぐ。